どうもこんばんは。
MIRAです。
今回の記事は早期リタイアとは全く関係ありません。
個人的に何となく興味をもって調べみたことを記事にしてみました。
それが、日本における平均寿命と定年制度の歴史についてです。
文字にしてみると何だかお堅いテーマですね。
でも、きっかけは不真面目極まりないです。
定年の年齢が延長されるかもしれないという話を聞いて、
「そんなに働いてられないよ!」「定年前に死んじゃうよ!」
と不満に思ったことをきっかけに、
「定年年齢って何で60歳なの?」「平均寿命が短い時代は死ぬまで働いていたの?」
という、ふとした疑問が生じたので調べてみました。
ちなみに、素人がネットで調べた情報ですので、正確性は保証できません。
サイトによって違いがあったりしましたので。時代のくくりもザックリです。
適当な部分もあります。
では、チョット昔過ぎますが、縄文時代からスタートです!
現代になるまでは平均寿命の話が中心です。
- 縄文時代(紀元前3世紀頃まで)
- 弥生時代(3世紀頃まで)
- 古墳時代(西暦300~600年頃)
- 飛鳥・奈良時代(西暦600~800年頃)
- 平安時代(西暦800~1200年頃)
- 鎌倉時代(西暦1200~1300年頃)
- 室町時代(西暦1300~1600年頃)
- 江戸時代(西暦1600年頃~1868年)
- 明治(西暦1868~1910年)
- 大正・昭和(西暦1912~1989年)、平成(1989年~)
- 結論
目次
縄文時代(紀元前3世紀頃まで)
この時代は乳幼児期での死亡率が非常に高く、平均にすると寿命は15歳前後。
過酷な乳幼児期を生き抜くと、最高31歳程度の寿命ということのようです。
当然仕事に定年という概念はないでしょう。
弥生時代(3世紀頃まで)
平均寿命20代?30歳?
どちらの情報もありました。
大昔のことですし、細かいことは気にしません。どちらでも良いです。
むしろ、時代が100年単位で幅がありますのでどちらもありでしょう。
古墳時代(西暦300~600年頃)
平均寿命31歳。
少しずつ平均寿命が延びてきましたね。
飛鳥・奈良時代(西暦600~800年頃)
平均寿命30歳前後。
法律や身分制度ができて貧富の差が開いていったようです。
平安時代(西暦800~1200年頃)
平均寿命30歳前後。
貴族が豪華な食事をしていたようです。ただ、栄養が偏ったものばかり食べていたせいで、栄養失調で早死にする貴族がたくさんいたそうです。たくさん食べているのに栄養失調。現代では考えられないですね。
鎌倉時代(西暦1200~1300年頃)
平均寿命24歳。
急に寿命が減りましたね。
原因は飢饉などによる食糧不足のようです。
室町時代(西暦1300~1600年頃)
平均寿命15歳?33歳?
さらに短くなりましたね。
原因は鎌倉時代と同じで、争いごとの多さや農作物の不作のようです。
33歳という情報は、二毛作によりその問題が解決した後の話だと思います。
私の年齢ならもう死んでます。
江戸時代(西暦1600年頃~1868年)
平均寿命45歳
明治(西暦1868~1910年)
平均寿命43歳
この時代に初めて定年制度ができたようです。
1887年海軍の火薬製造所で55歳定年制度を設けたのが日本初。
制度ができた理由は、重工産業が発展し、工場労働者が増加した結果、危険な作業が多い工場で高齢者を自動的にクビにするため。ということのようです。
ただ、まだこの時代には定年制度はあまり普及しなかったようです。
平均寿命が43歳と短いのは、子供のうちに無くなる人が多かったのが原因なのでしょうが、定年55歳というのはなかなか強気な設定ですね。
大正・昭和(西暦1912~1989年)、平成(1989年~)
このくらいの時代になると、平均寿命の変動がありすぎて細かに書くことができません。
戦中は非常に短いですし、昭和後半にかけて一気に平均寿命が延びていきますから。
だいたいの平均寿命の目安としては大正の初めが40歳くらいで、昭和の終わりころには80歳近くになっています。2倍!2倍!
平成に入ってからはさらに延びて、現在では女性87歳、男性82歳と超長生きですね。これが平均というのは驚きです。
一方定年制度はというと、昭和初期頃から普及し始めたようです。
第一次世界大戦による大正バブルが戦争の終結により終了し、1923年関東大震災、1929年世界大恐慌などの出来事により日本が大不況になりました。
そんな大不況の中で、バブル期に大量に雇った労働者を減らす手段として定年制を採用する企業が増えていきました。
1931年に日本銀行が満55歳の定年制を設けました。
それまで退職は労働者の自主性に任せていたみたいですね。
この時代の定年は満55歳が一般的であったようです。
この55歳定年制度は高度経済成長期まで続くことになります。
終身雇用と年功序列賃金を維持するために、定年制度は必要不可欠な制度になりました。
昭和後半に入り、定年制度の年齢が55歳から段階的に引き上げられて行きます。このころの平均寿命は大幅に延びて、すでに70歳オーバーです。
平均寿命の延び方からすると、定年年齢の引き上げは自然な流れのように感じます。
定年年齢の引き上げは、高年齢者雇用安定法という法律の改正により行われています。
1986年から60歳定年が努力義務化
1998年から60歳未満定年制が禁止
2006年から65歳までの雇用確保措置の段階的義務化
2013年から希望者全員65歳までの雇用義務化
この約30年くらいの間に定年年齢が10歳も延びていますね。
2013年に男性の平均寿命が初めて80歳を超え、現在まで80歳越えをキープしています。
結論
平均寿命の延びからすると、定年年齢の引き上げもしょうがないのかなぁという気になってきます。
この100年間で40歳も平均寿命が延びているとは!
逆に100年前は平均寿命が40歳くらいという方が驚きですね。
初めは、定年年齢延長なんてふざけるな!という気持ちで調べ始めたのですが、調べてみると反論ができない。。。
むしろ、平均寿命が延びているぶん、定年退職後の老後の時間が長くなっていて昔よりも恵まれている?という感じです。
うーん。
定年延長は理解できるけど納得はしたくないというジレンマが生じてしまいました。